北海道胆振東部地震から二か月の厚真町

 北海道ふっこう割を使って、北海道胆振東部地震の現場を訪問しました。
道道10号を安平町に近づくにつれ、道に段差注意の標識が目立ち出しました。
見えた範囲の建物は外見が破損している様には見えませんでした。
厚真町の吉野地区に近づくと、まだカラマツ等の紅葉が残る山にTVで見た
山の崩落が見え始めました。
崩落した山は思ったほど高くなく、斜面の勾配もなだらかで、それ以上の勾配の
斜面で崩落していない所もありました。
実際景色は映像以上の迫力を感じ、工事関係者以外の住民らしき人は
殆どいなかった様に思えます。
倒壊した建物は、殆どそのままの状態で土砂の中の埋まっていました。
道路の復旧は進んでいましたが、元の場所に道を作るのではなく、大量に土砂が
流出した所は、それを迂回するように作っていました。
 TVで良く出ていた、浄水場も手付かずの状況でした。

この写真のあたりは、道道235で道路の復旧はかなり進んでいましたが、そこから
道道10に行く道は、回復がかなり遅れていました。

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                         2018.11.08  厚真町
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                        2018.11.08  厚真町浄水場

 センターラインのある道ですが、数か所にわたり斜面の崩落が発生していました。
ここは、なだらかな斜面に切通を作った様な道で、流れ出した土砂の上を削り、どうにか
車一台の道を作った様です。

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                          2018.11.08  

さらにその先は、土砂の堆積が厚い為か土砂の上を車が通れるように均した程度で、写真の手前は
二ヶ所深く陥没していて、車高の低い車は通れない位の深さです。
写真の上にある緑色の建物と赤い屋根?はgoogle mapの航空写真でも確認できます。

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                        2018.11.08  厚真町

 ここに来る途中でも、土砂に押し流されてひっくり返った家がありました。